
職場での人間関係や、パートナーとの関わりに毎日苦しさを感じていらした彼女。
責任ある役職についている彼女は、
日々、社員から現場での問題を聴き対応しなければならないのです。
その一つ一つのやりとりの中で歯痒さや苛立ちを覚えつつも、
責任を全うするために自分の気持ちを押し殺して受け答えしなければならない。
そして、そのことが頭から離れず、
家に帰ってからも悶々とした時間を過ごしていました。
ストレス解消のためにいろいろしようとするんだけど、
その趣味の時間すら、
頭の中は嫌な出来事をリフレインして苦しい、、、。
またパートナーシップにおいては、
相手に大事にされてない、無視されてるような気がする、と苦しんでいらした。
寂しさから相手を責めてしまったり、
拗ねたり意地を張って正直な気持ちを言えずにいて、
関係性はどんどん悪化してしまう、
そんな悪循環の中にいらっしゃいました。
セッションの感想

私が幼少期に囚われていた思いへの気づきと体感覚でインナーチャイルドにアプローチしました。
大人の私が、子どもの私に触れることができたことが本当に嬉しかった。
自分が囚われていたビリーフ(思い込み)や、あの時、本当に欲しかったものが体感覚から理解できました。
そして今、現実に起きているさまざまなことが、
両親や姉妹との関係において未完了の気持ちからだと心底実感しました。
これまでもたくさん学んできました。カウンセリングも何度も受けたことがあります。
でも、ようやくスタートを切れたと感じています。
これからたくさん探求したいです。
自分に嘘をつかない感覚を練習したいです。
セッションでは、はるちゃんに寄り添ってもらってありがたかったです。
hm(40代)
解説
パートナーシップにおいて、自分の本当の気持ちを言えない、という女性が実はとても多いです。
そのような場合、クライアントさんのお話を伺うと、
概ね、父親がとても厳しい人だった、というケースが多いです。
大きな声で怒鳴る、暴力をふるう。
両親の夫婦喧嘩の中で、父が母を罵ったり手をあげたり、
子どもに対しても威圧的であったり、よく叱りつける、というお父さんの在り方に、
私たちは子どもの頃、怯えつつ、嫌悪しつつ、そしてとてつもなく悲しい思いをしています。
このような場合、人の顔色を伺いすぎてしまう、というお悩みに繋がることも多いです。
インナーチャイルドのヒーリングセッションでは、
マインドフルな状態に導いた後、潜在意識下に潜り、
傷ついたままのインナーチャイルドに出逢いに行きます。
そして、その子の気持ちに共感し、思いに耳を傾け、適切な形でその子の癒しに繋がることをガイドしていきます。
幼少期の辛い体験を通して、
私たちは悲しみを感じながら何らかの思考パターンを形成する礎のようなものを生成します。
その思考パターンが、
どなたも驚くほどに、30年、40年と生きてきた中で、
私たちの自我=思考の中で繰り返され、
大人になってからも、その悲しみと思考パターンからくる行動パターンを繰り返しているのです。
これは、頭で理解したからといって解放できるものでもなく、
傷ついたその時の感情をエネルギーとして扱い、
適切な形で表現させることがとても大事なプロセスなのです。
そこを疎かにすると現実的に「問題」が起き続けることにつながります。
また職場での人間関係は、
自分が自分に厳しく禁止していることや制限していることを、
社員が鏡となって見せてきていること、
そこに強い抵抗を感じていることに気づいていかれました。
彼女が今抱えている現実的な悩みの多くが、
子どもの頃の経験に基づくものだという気づきから、
彼女の潜在意識の解放は始まっていきます。
※クライアントさんの許可をいただき掲載しています。
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