朝の5時ごろ、私は、全身に広がる「じんましん」の痒さで目が覚めた。
実は私、じんましんとの付き合い、けっこう長いんですね。
それは幼少期から始まり、
大人になってからも数年ごとにブワッと発症し、
それが数ヶ月続くということを繰り返しています。
今回のじんましんは離婚の話をはじめたあたりから始まり、
今でも続いています。
痒みってきついですよね。
あの不快感、いてもたってもいられないムズムズ感、
そして赤く腫れ、小さい腫れが掻きむしるごとに繋がって、
広い範囲に拡大していく見た目も気持ちが悪いもの。
私は、あーやだやだ、と思いながら起き上がって薬をのみ、塗り薬も塗って、
そしてぬるいお湯に浸かりたくなったのでお風呂に入りました。
このところ、私の関心ごとの一つに「身体と対話する」を超え、
「臓器と対話する」というのがあり、
※この件はまた今度、話しますね。
この日は、お湯に浸かりながら、
そういえば、じんましんと話してなかった!と気づき、
そうだ、じんましんと話してみよう、と、
腫れた患部を手で包み込むように、
そして優しくさすりながら、
じんましんの言い分に耳を傾けていたところ、
ふと聴こえてきた言葉が、「責めないで」でした。
うわ、責めないで、、、か。
確かに、私はじんましんの存在をずっと否定してる。
100%嫌なものだと拒否ってる。
じんましんが出始めると、本当に嫌な気分になるんだ。
じんましん自体も嫌だし、
じんましんなんか出してる私が嫌、に近い感覚。
つまり、
じんましんが出ていない私が「正解」で、
じんましんが出ている私は「不正解」とジャッジしてるんですね。
私たちは、自分にとって都合のいい状況や状態を100点とみなし、
そうでないとき、その100点から減点方式で、自分をジャッジしてしまうもの。
じんましんが出た、
シミが増えた、シワが増えた、
今朝はクマがひどいな、、、
アトピーが悪化した、
あっちが痛い、こっちが痛い、
太った痩せた、と
この身体の「いい状態」を「100点」と考え、
そこから減点するポイントに意識を向けて、
嫌な気分を味わってしまうもの。
でもね、このとき私はこう思えたんです。
そっか、今、私の身体にじんましんが出ているのが正解!
身体がじんましんを出してくれてるってことは、
身体のこの叡智がそうするべきだと意思を持ってやってくれてることだもん。
うんうん、出てきてくれてありがとう、
じんましんを出してる私が、今の正解。
こんなふうに感じてあげた瞬間、
なんかね、気持ちがふぅっと楽になったんですよ。
治そう、変えよう、という抵抗のエネルギーが私から消えた瞬間でした。
もし今、自分の身体に、自分の暮らしに、自分の人生に、
嫌だと感じ、否定したり、拒否ったり、抵抗を覚えていることがあったら、
今これが起きてるってことは、これが起きてることが100点なんだ。
試しにそんなふうに考えてみることで、
どんな感じ方をするか、実験してみてください。
最初は、んなこと思えないわ!って思うかもしれないけど、
でもね、私は思います。
やっぱり今起きてることは、
それがこの瞬間の「正解」なんだと。
それが、よくゆう、
ありのままの現実を、
ありのままの今を受け入れる、
ってことに繋がっていく思考だと。
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