ガンジス川のほとりでの出会いから今ここに在るものを尊ぶ心を学ぶ

〈2020年10月21日 のFacebookの投稿をこちらに掲載します〉

昨日、ハーモニック・エナジー・ラボの朝の小話でこんな思い出話をしました。

話のきっかけは、

秋の味覚を味わうように、

呼吸を味わうこと、

今という瞬間を味わうこと、

人生を味わうこと。

そんな話から、

味わうってなんだろうね？と。

ほら、

美味しいものを味わうとき、

思わず目を閉じて口の中のものを噛みしめて、

う～ん❤と言ってしまうことありますよね。

あの感じ。

あれって、口の中にそれが在る。

そして味わいを感じる。

その存在や、味わいは、

いまここに在る。

その実感を得たとき、

私たちって本当にしあわせな気持ちになるんだと思う。

でね、在るに意識を向けると、

その有難さに気づくよね、と。

海外を旅してるとさ、

今の日本では目にしないほどの貧困を肌で感じること、あるじゃない。

私はそういう体験をすればするほど、

日本に帰ってきて、壁と天井があるって、なんて有難いんだろう。

蛇口をひねると飲める水が出てきて、

さらに温かいお湯が無尽蔵に出てくるって、

やばいレベルの在る感だな、って思うんだ。

でね、ここからが思い出話。

私が2007年、インドのヒマラヤにヨガの修行に行ったとき、

ハリドワールという街で、

ガンジス川のほとりを散歩してたら、

たしか、トルコ人だったと思うんだけど、

素敵な男のコと友だちになったんだよね。

で、一緒に散歩しながら、

私は、

路上のお土産屋さんに売ってある

「聖なる河、ガンジス川の水」

が入った小瓶を買おうかな、と言ったんだ。

すると彼、笑ったんだよね。

で、こう言ったの。

ハルミ、あの小瓶に入ったガンジス川の水を持ち帰り、

それを崇めるんだったら、

ハルミは、家のキッチンの蛇口から流れ出る水を崇めるべきだよ、と。

そして、聖なる河を流れる水だけが尊いものではない。

そこに在る、水、という質、そのすべてが尊いものなんだ、と。

私はその言葉にぐっときて、

そのチープな聖なる器に入った聖なる水を買うのをやめた。

あれは、本当に忘れられない思い出。

そして彼は、こんなことも教えてくれた。

私が、身体のどこかに聖音OMのタトゥーを入れたいなー、って言ったら、

うん、それはクールだよね、

でもさ、身体にタトゥーを入れるより、

その音をハートに刻んだほうがもっとクールじゃない！？って。

いや、彼は一体なにものだったんだろう（笑）

名前も覚えてない、

ただすごくいい男だったことだけ覚えてる（笑）

散歩してカフェでランチしただけの、

旅のちょっとした出会いだったけど、

いまだに彼の言葉は、

ことあるごとに思い出す。

当たり前にある、ものの有難さに気づき、

そして形あるものより、

見えない領域の刻印のほうが大事。

あれから13年の年月を経て、

今の私にとって、

ものすごい大きな価値ある体験として、

内側に残ってるな。

そして私たちの内側には、

実はすべて在る。

なにが？

どんなことでも創造できるその種が在る。

その種の存在は、

自分で望むことで発芽する。

これをやってみたい、

こうなってみたい、

本当はこれがしたかったんだ、

自分にそれを自由にやらせてあげよう！

そう、自分に許可を出し、

自分のそれを望ませてあげて、

それを実現していく力が、

誰の中にも在る、と気づくこと。

そこに意識を向けることこそが、

本当に尊いことだと、

今ははっきり理解できる。

※写真は13年前、ハリドワールで一番気に入った沐浴場にて朝の礼拝中。ここで私は神を見た、と今でも思ってる！！

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【MISSION】
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女性の創造性を目覚めさせる

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◉自他の生命の尊厳を脅かす行為がなくなること
◉性＝生は喜びであると認識できる世界にすること

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