伝えたいことがある

死ー両親との別離

014.04.22

クラスに向かう電車の中で、病院からの電話を受けた。

主治医の先生から、

「下血が始まったので点滴の処置をします」

との連絡だったんだけど。

ただそれだけだったのに、
思いのほか、私の心は動揺してしまったよう。

このところ顔色もいいし、痛みや不快感も訴えず、
ぱっと見、落ち着いてるように感じてたんだ。

心配して声をかけてくれる方には、

「穏やかなところで落ち着いてます」と返せるほどに。

ベッドの上で安静にしてると、まるで内側も静かに、
その進行が止まっているような気になってたんだけど、
やっぱりそうじゃないのよね。

父の笑顔が目の前に広がり、
その目に、ジェルが最後に私を見たときの目が重なって、
思わずわっと涙が溢れちゃった。

マスクしててよかった。

電車の中でポロポロと涙をこぼして、
溢れた感情をしっかりと表現してあげた。

はぁ、悲しかった。

そう自分を包んであげると、
込み上げたものはすっと静まってくれる。

クラスの後、用事があったんだけどそれを返上。
すぐに病院に向かわなきゃ。

と同時に、いや、今すぐ向かおうか、とも。

急だけど代行をお願いしてみようか。

そんな想いもよぎったけどね、
でもこんな時こそティーチングをすることで私は自分と繋がれる。

何より、こんな時だからこそ、
私は自分のダルマを全うしたほうが絶対にいい。

そう思えたからスタジオに向かった。

うーん、とはいえ・・・。

今日のクラスは、なんか執着しちゃったなー。
私としては、感じる力が雑念で覆われちゃって感性低かったです。

クラスが終わってみて、
やっぱり動揺してたのがはっきりわかりました。

すぐに病院へ駆け付け、主治医の先生と面談。

いよいよ最期のステージに向かいはじめた父。
意識があるうちに、私はまだ父と話したいことがある。

関わりたい。

話したい。
いや、伝えたい、かな。

いま、私は彼をどれほど許し受け入れ愛してるか。
そして私がどれほど心が解放され、らくに過ごせてるか。

言葉で彼に伝えたい。

Om Shanti.

続く↓↓↓

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