もう少し留まってて欲しい

死ー両親との別離

<2011-12-20>

めまぐるしい日々。

5日ほど前から、母の容態が変化してきた。
しかもけっこう急だった。

週末、都留や藤野に出かけていて、
2日間顔を見ない間に、ぐっと悪化した様子。

藤野の帰り、急いで実家に立ち寄ったときには、
その衰弱が激しく、すぐに救急車を呼んで入院させることにした。

自宅での看病にそろそろ限界がきてる。

ここからは、母の心しだいだ。

「私が死んでも悲しまんでね」っていう母。

「うん、寂しいけど、悲しまないよ、
 寂しいからたくさん泣くけど、悲しまないよ」

私は、それをしっかりと約束したから。

私は母に、私が思う死生観を話す。

サンサーラ、輪廻転生について話す。
アートマンについて話す。
祈りについて話す。

そして、死について話し合う。

私たちはオープンだ。
死をテーブルにのせて光を当て、お互いに話せるようになったとき、
私たちの中から恐れが消えた。

そして、私は心からお礼を言う。

私を産んでくれてありがとう、私はお母さんの娘でよかった。
お母さん、愛してるよ、とキスをした。

お母さんは、涙を流してニコっと笑い、
よかった、よかった、と繰り返してた。

これでいいと思う。
私は、母を、心から祝福して送り出すんだ。

でも、もう少し、もう少し、
その肉体に留まっててほしい。

もう少し、そばにいてほしい。

母の手は、すごく暖かい。

Om Shanti.

続く↓↓↓

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