いつも女性のセッションばかりをしてる私に、
今、唯一おひとり、
50代後半の男性の継続セッションのクライアントさんがいらして、
今日で4回目となりました。
子どもの頃、
ご自分がどれほど悲しい思いをしてきたか、
どれほど寂しくやるせない思いをしてきたか、
そして、その感情を表現することをやめて
大人になってきたかに気づかれてきました。
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そのプロセスでは、
過去の自分を心で感じて、
目に涙を浮かべます。
彼は7歳の頃、泣くことをやめました。
泣けば怒られる。
泣いても相手にしてもらえない。
だから泣いても”仕方ない”。
頭で、
理性で、
仕方ない、
という言葉とともに、
湧きあがる感情、
本音を抑え込んできました。
負の感情を表現することをやめた彼に、
「その感情はどこへゆくと思いますか?」と尋ねたら、
「内側に溜まるでしょうね」と。
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そう、
この身体に、
緊張感として深く深く刻まれ、
眉間を硬くし、肩を張り、
呼吸を腹に落とさず、
生きてこられたんですよ、と。
そして慢性的な身体の緊張は、
病気として現れ、
今も顔面の引きつりに現れてます。
そして人間関係、仕事面でさまざまな問題に出会うことになります。
不安や恐れを原動力として、
社会的に生きることに限界を感じる出来事が、
起きてくるんです。
そのインナーチャイルドの悲しみと共に、
強く信じ込んだビリーフの呪いをとき、
彼がこれまでとは違う新しい選択をして、
明日を笑顔で過ごしてくれたらいいなと、心から思います。
彼の魂には、大きな望みがあるんだから、
それを感性に従って選択してゆけるようになったらいいなと、
本当に思います。
女性のセッションでは、
泣いて泣いて、
腹の底から怒りを現すことで、
それぞれが自分の望みと意志を取り戻してゆきます。
男性は、社会での役割を脇に置き、
悲しみに触れ涙を流したあと、
本当にリラックスした、
ゆるい優しい顔になり、
愛を思い出すというプロセスを歩まれます。
男って、
本当に健気で意地っ張りで、
だからこそ、
なんて愛おしい存在なんだと、
感じずにはいられません。
男性のセッションを通して、
私は私で、
父の痛みや、
別れてきた男性たちの痛みに触れ、
理解してあげれなかった自分の未熟さにも触れ、
だからこそ、
今のパートナーとは、
これまでよりも、
もっともっとよい関係を築こうと、強く思うんだ。
昭和を生きてきた私たちの世代は、
女性も男性も、
40、50歳からが、
本当の自分に還り、
人生の創造主として生きるタームなんだって思う。
自分をゆるし自分を愛することで、
男女ともに、
内なる女性性と、
内なる男性性が、
ともに成熟し、
だからこそこの人生を、
本当に思いのままに創造してゆける。
私は、真に、精神的な自立を果たし、
自分の人生を生きることを望むひとを、
こっちの世界にナビゲートしたい。
セッション中、
こっちの世界に足を踏み入れたとき、
皆さんがいう言葉は、
軽〜い。
呼吸が深まる。
身体の力が抜けてらく〜。
なんか目の前が明るく感じます。
そして、
それを感じながら生きたらどうなる?と尋ねると、
リラックスしたキラキラした顔で、
明るい理想の未来を語ってくれる。
その理想の未来を創造するのに、
必要なことは
その感じなんだよ。
リラックスして、
呼吸をゆったりと繰り返し、
軽やかであること、
その在り方が鍵なんだよ。
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