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見つけてくれたのはシータでした!!!
今回、ラーマを発見できたのは、
奇跡だったと思ってます。
そして、
今こうして、目の前にラーマがいてくれる中、
一連のことを振り返ると、
やっぱりすべてのシーンが連鎖してて、
この奇跡に導いてくれたとしか思えない出来事でした。
昨日は、彼とふたりで約100枚ほどのチラシを近隣のお宅に配布してました。
3日目あたりから、とにかく身体が痛くて仕方ない私。
あらゆる感情が感覚として湧き上がってて、
動くのもきついほど。
そんな私に、彼はこういった。
「大丈夫、ラーマはどうせ帰ってくる。信じてる。
でも、できることは全部やろう!
はるちゃん、お母さんなんだから今はしっかりしー!」
そう言って私を励ましてくれた。
とはいえ、心底つらそうな私を思いやってくれて、
「はるちゃんはとにかく近くのお宅に配るのと、スーパーとかにポスター貼らしてもらいー。
俺は範囲を広げて一軒一軒情報をもらってくるから」
といい、暑い中チラシ片手に出かけていった。
近くにいると信じる反面、
ラーマが排水溝やアナグマの巣に入るところを目撃したという情報ももらってて、
そうなると、かなり遠くに行ってる可能性もあるように感じて、
彼は、去勢猫の行動範囲200-300mの範囲はもちろん、
もっと遠くのお宅まで足を伸ばしてくれてた。
数時間後、汗だくで帰ってきた彼は、
70枚ほど手渡ししてきたよと。
猫好きの奥さんから、
あのお宅は保護猫活動してるからいろいろ詳しいかも、とか、
あのお宅は旦那さんが猫嫌いだから行かん方がよかよ、とか、
うちの猫もいなくなって1ヶ月後に帰ってきた、とか、
たくさんの情報を得てきてくれた。
さらに近くの高校の教頭先生に掛け合って、
学校に何枚も置かせてもらい、
先生は「うちにも猫がいるからよくわかります。生徒会にも伝えておきますよ」と言ってくれたらしい。
私は私で、ご近所を歩きながら、
皆さんに「早く帰ってくるといいですねー」
「うちの猫も、、、うちの犬も、、、」と同じような体験談を聞かせてもらってた。
その間、FBの投稿に、たくさんの方がリアクションしてくれてて、
そのコメントを読みながら、みんなの祈りの力を感じ、
どうにか持ち堪えて歩き続けられた。
家に戻り、
今日できることは全部やったね、
そう話しながらひと休みしてた時、
一本の電話が入った。
16時ごろだった。
それは彼が訪ねた中でもいちばん遠い、
うちから約1キロほど離れたお宅のSさんだった。
「私は保護猫活動をしています、うちに猫の捕獲器があるからお貸ししますよ」
そんな有難い提案だった。
ちなみに、彼がペット探偵会社にも問い合わせをしてくれてて、
その担当者と話したら、
「場所の検討がつけば捕獲器を設置することもできますが、
1ヶ所設置で2−3万円です。
今回のように当てがないと、残念ながら私どもの手には追えませんね」と言われていた。
そんな捕獲器が、あっという間に手に入るという奇跡。
私たちは、すぐにSさんのお宅に行った。
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捕獲器の使い方を習いながら、
「これまでたくさんの野良猫や迷子猫を保護してきた経験から、絶対に近くにいますよ」と、
力強い言葉をもらった。
確かに。
私もこれまでモモ、ジェル婆、にゃんだ、もちろんラーマも、
家出、迷い猫を経験してるけど、
みんな、隣の家の倉庫とか、近くの工場とか、
本当に目と鼻の先に10日も2週間も潜んでいたから。
今回ラーマも近くにいるだろうとは思っていたけど、
この数日、私はラーマが狭いところで苦しんでるイメージが湧いていて、
やはり排水溝や土中にいるんじゃないかと感じ絶望的な気持ちになってしまってたんだ。
Sさんから、
匂いの強いフードを仕込んで、
ラーマが好きな匂いの残っているものを設置してみてください、と教わり、
家に戻ったのが18時ごろ。
私は、家の近くならやっぱりあそこかな、と思うMさんのお宅に伺った。
Mさんは日頃からシータとラーマを可愛がってくださる。
ご自宅の前に大きな工場を持ってらして、
あの工場に設置させてもらおうかと思ってお願いに行った。
もちろんシータと共に。
Mさんに捕獲器の話をしながら、
「あと、Mさんのお隣のあの大きなお屋敷あるじゃないですか。
その奥に広がる森、あの森の中で野良猫と喧嘩してる声を聞いたことあるんですよね。
あのあたりも怪しいかな、と思って」
と話したら、
Mさんは、「隣はうちの本家だから事情を話してあげる」と繋いでくださった。
本家のおばあさまは、
「あの黒い野良猫でしょ、うちの猫もよく喧嘩するのよ」と。
そして、庭の奥の畑の方へ案内してくれて、
「あの倉庫の裏あたりが野良猫の住処なのよね」と教えてくれた。
そこには、プレハブ倉庫があり、
その前に家具が雑然と置かれていた。
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その時、
シータの鳴き声が変わった。
ウォーーーーン
ウォーーーーン
ん?と思って、
シータ、どうしたの?と聞いてみた。
シータはちょっと警戒しつつ、
ウロウロしながら、
ウォーーーーン
ウォーーーーン
と言い続けてる。
もしかして、野良猫の匂いに反応してるのかな、と思いながら、
引き続き、Mさんとおばあさまと私、
3人で捕獲器の設置に関して話をしてた。
では、今日の夜、設置させていただきますね、
と話を決めて、
さて家に帰ろうと
「シータ、帰るよー」と声をかけ私は歩き出した。
しばらく歩いて振り返るとシータがついてこない。
するとさっきまでいた庭の方で、
「ウォーーーーン ウォーーーーン」
「クゥーーーン」
「ウォーーーーン ウォーーーーン」
「クゥーーーン」
と、呼応する声が!!!!
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あっ!!!!
ラーマだ!!!!
私は、ダッシュでさっきまでいた庭に戻ると、
シータが地面に倒れているカラーボックスの匂いを嗅ぎながら声をあげてる!!!
「え???まさか!!!」
そう思い駆け寄り、
私はそのカラーボックスを持ち上げてみた。
そこに、
ラーマがいた。
そう、ラーマがいたの!!
私は夢中でラーマを引っ張り出した。
間違いなくラーマだった。
シーター!!!
Mさーーーーーん!!!!
ラーマがいたーーーーー!!!!
Mさんは驚いてまた家から出てきてくれた。
どこに???
あのカラーボックスの中に閉じ込められてた。
シータが見つけてくれたー!
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ラーマを抱き抱えるとおしっこの臭いがきつい。
かわいそうに、、、。
もう、たまんない気分だった。
あんなところに丸4日も閉じ込められていたなんて。
毎日、本当に暑い日が続いており、
さらに夕立も強く降っていた。
暑かったろう。
怖かったろう。
心細かっただろう。
もう居た堪れない気持ちになった。
でも幸い怪我もなさそう。
体重も劇的に落ちてるわけじゃない。
とにかくすぐにシャンプーしてあげないと、
おしっこまみれで、ダニやノミもついたかも。
家に戻ると、
興奮してくるくる回ってる。
このくるくる回るラーマの癖は、生後3ヶ月の時、
私が大きなテーブルをラーマの上に倒してしまい、
瀕死の重傷を負わせた時の後遺症。
こんなに興奮してくるくる回るラーマを久しぶりに見た。
ご飯と水を用意してあげたら、
すぐに食べてくれた。
大丈夫、元気そうだ。
ひと息落ち着いてから今度はシャンプー。
あぁ、ラーマが帰ってきたーーーーー!!!
彼も泣いて喜んでくれた。
すぐにFBに投稿し、みんなにもお伝えできた。
Sさんにも連絡を取ろうと思い、
携帯に残る番号にかけたら、
朝、連絡をとったペット探偵会社のNさんにかけてしまった!!!
間違え電話とはいえ、気になってたんです、どうなりました?と聞いてくれて、
見つかった経緯を話したら、
奇跡でしたね、と。
Nさん自身も猫を2匹かっているらしく、
シータの功績とラーマの保護を心から喜んでくれた。
Sさんには、夜9時ごろ、連絡が取れ感謝を伝えられた。
ラーマはしばらく雄叫びをあげながら落ち着かない様子だったけど、
シャンプー後のグルーミングに精を出し、
次第に落ち着いてきた。
私も力尽きてベッドで横になってたら、
ラーマがすぐに寄ってきて、
私にぴたりと身体をつけて眠りに入ってくれた。
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夜中もずっとそばにいたけど、
うなされたり、身体がビクッと動いたり、
明らかにトラウマ反応が起きてた。
ラーマの身体を撫でさすり、
揺らすようにリラックスさせ、
大丈夫、そばにいると、大丈夫だよ、と言うと、
私の身体につけてる手をぎゅっと握り返してくる。
もう、私は泣くことしかできなかった。
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今朝になって、
今度は、昨日チラシを配ったお宅と貼らせてもらったお店へのお礼参り。
発見、保護できたことを伝えチラシを破棄してもらってきた。
そしてSさんのお宅に捕獲器を返却にいき、
すべて終わって、
今これを書いてます。
最後に、、、
この一連の出来事は、
今ここで、私の生き方、在り方を見直すために、
ラーマが身体を張って教えてくれたと捉えてます。
たくさんの気づきが起きました。
そして一つ絶対的に言えることは、
なんでこんなことが起きたんだ、と辛く感じること、
一見、災いであり、思いもよらぬネガティブなことが起きた、と思えることも、
大いなる宇宙からしたら、
必ず最善の方向への導きであること。
良し悪しをつけ、嘆いたり、不満を抱くのは、
人間の低い視座からであること。
大いなる源、ソースの高い視座では、
どんなことも絶対に必要な体験であること。
それを実感しています。
たくさんの皆さんにご心配をおかけしました。
励ましや応援、祈りを送ってもらいました。
本当に、本当に、ありがとうございました。
心から感謝してます。
みんなありがとう!!!!
名探偵シータ!!!
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