<2012-09-20>
福音香。
母の葬儀、そして先日の納骨の際も、
神父様は吊り下げ式の香炉で場の浄化をしてくださって、
その香りがとても美しく、清らかで厳かで、気になってた。
終わってから神父様に尋ねると、
これは、福音香(ふくいんこう)といって、
教会で使われる伝統的なお香なんですよ、と教えてくれた。
神父によっては、自分の好きなブレンドにするひともいるらしい。
また昔は、ミサの前に神父自ら香木の塊を砕き準備をしてて、
そのために、神父様の控室を香部屋といったらしい。
そんな話を聞いてたら、私、すごくそれが欲しくなって、
「どこで買えるんですか?」と尋ねた。
そしたら、「よければ差し上げますよ」と神父様が持っていた小瓶を
そのまま私にくれた。
とても快く。
それを見てた兄は、あきれて苦笑い。
おまえさー、って・・・。
でも、私は神父様のご厚意を有難く受け止めちゃった。
とてもステキな贈り物。
粉末のお香は、お焼香のように炭を置いてその上に振りかけてたく。
部屋中が高貴な香りに包まれる。
帰って調べたら、私が大好きな香り、フランキンセンスが入ってるみたい。
だから、あんなに反応しちゃったのね。
神父さま、どうもありがとう、
「なくなったら、また教会にとりに来てください」なんて言ってもらっちゃった。
いや、たまには、教会のミサにも足を運ばないとな。
お母さん、そしておばあちゃん、そのずっとずっと前のご先祖さまに、
ご挨拶にいかなきゃね。
神父さま、大切に、使わせていただきます。
どうもありがとうございました。
Om Shanti.
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